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グレイシーバッハ(GB)の哲学

マスター カーロス・グレイシー Jr. は、「勝つ事が最終的なゴール」と教える事は正しくないと信じています。グレイシーバッハにおける本当の勝利というのは、トレーニングを通じて、その過程で学ぶ事の出来る自分自身の限界への挑戦なのです。そして負ける事はよりいっそう進化した挑戦者となる事と信じています。(それは決して敗者になる事とは違います。)

マスターは、トレーニングは完全なる自信を育てると考えています。その為その他の要素、経験や才能、ミスジャッジ、怪我や運の無さなどは小さな側面にしか過ぎません。身体的な弱さは補う事は可能ですが、精神的な弱さはそうはいきません。だからこそ意思の強さなどをトレーニングの中で優先的に学ばなければならないのです。

マスターの教えはテクニックだけに留まらず、人格形成に至るところまでおよびました。彼はトレーニングの中で人格の基礎が柔術の基礎を創ると教えています。正直さ,清廉、規律や無欲な行動なしにして理想とする柔術家にはなれません。マスターは指導者としてこう教えました。「相手の事を知ろうとするなら戦う時に相手を観察しろ、人は戦う時や困難に直面した時、真の人格を隠す事は出来ない」と。

グレイシーバッハが成功の一途をたどる一方で、他のチームからはライバルとして見られる事になりました。成功への道のりは困難ですがそれを何年もの間維持する事は更なるチャレンジになります。しかしこのプレッシャーに打ち勝つ事の出来る特別な人達がいます。彼らはその期待に応える準備が出来ています。なぜならその答えはマスターの教えにあるからなのです。彼のトレーニング哲学はテクニックだけでなく自信を育てる事にあります。プレッシャーではなく前向きに励ます教え方が、生徒の成長を導いてきました。そしてその結果、彼とグレイシーバッハに忠誠心を抱く柔術家達を多く育てる事となったのです。

マスターは、試合の時にサイドラインから大声を出しプレッシャーを与えるような指導者ではありません。彼の教えは毎日のレッスンから感じ取る事が出来、自分の中でその教えが日々育ち、自分を創るうえでの重要な側面になります。指導の中で彼が教えているのは、真の柔術の成功というのは人の人生の延長線上にある事。そして自信と成功は時間をかけて卓越されるものである。試合の直前にモチベーションを上げるような方式を彼はとりません。道場内でも外でも勝者になるには時間と努力、トレーニングする事を柔術家達は時間をかけて学ぶのです。

競争とは真剣なものと考えるでしょう。ですが、マスターは、競争とは自身の精神と成熟度がどのくらいかのテストであると教えてきました。ですから、試合について考える時には、対戦相手の事ではなく、己の成長の探求について話し合います。トーナメントに出場する時でも普段と何ら変わらない精神を持ち、対戦相手の気持ちにのみこまれ、もがくのではなく、己の能力だけを信じ、習得したテクニックで対戦相手より主導権を握れると信じる事が大切です。

マスター カーロス・グレイシー Jr. は彼の教え子を常に信じ、成長し続けると生徒に信じさせてくれます。試合や練習で負けても勇敢に戦った事を誇らしいと称えて、そしてその戦い方に敬意を払ってくれます。どこかの試合でグレイシーバッハの選手が試合に出場していたら、その選手からはきっと、誇り高いマスター カーロス・グレイシー Jr. から受け継いだ全てを感じ取る事が出来るでしょう。

Special Thanks : Amanda Iwata


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